鹿港の由来(鹿港的由來)
本文:
「鹿港(ろっこう)」という地名ですが、鹿の港なんて変な地名だと思った人がたくさんいるのではないでしょうか。「鹿港」あるいは「鹿仔港(ろっしこう)」といわれるようになったのには、実はいろいろな説があります。
1.昔、鹿がたくさん生息していて、海際でよく草を食していたことから「鹿仔港」と呼ばれ、後に簡略されて「鹿港」になったという説。当時は鹿革を求めて狩猟をする人が多かったそうです。
2.鹿港一帯は昔、平埔族の巴布薩(バブザbabuza)族の地で、Rokauanは平埔族を指すからという説。
3.地形が鹿に似ているからという説。
4.米の集散地で、あちこちにある穀倉のことを『鹿』と読んでいたことから、清朝には「鹿港米」という米があり、町一帯が「米市街」とも言われていました。
さまざまな説がありますが、いずれにせよ「鹿港」という地名は人々の興味を引く地名に間違いはないようです。それでいろいろな説が生まれたのかもしれません。
単語:
海際(うみぎわ) 海辺(うみべ)海邊
食する (しょく) 食べる;食(く)う 生計を立てる(維生;得以餬口生活)
いずれにせよ 不管怎樣;;無論如何
興味を引く (きょうみ、ひく)吸引人;讓人產生興趣
興味津々(きょうみしんしん) 興趣盎然。興味津々に語(かた)る。
津津樂道。
へいほぞく 平埔族
バブザ 巴布薩族
ROKAUAN 巴布薩族稱呼平埔族為「ROKAUAN」。
キーワード:「鹿港米」「米市街」