新竹ビーフン
本文:
新竹は地形の影響で、冬期には乾燥した強い季節風が吹き、「風の町」という異名もあるほどです。新竹では、この風を利用して昔からビーフンが作られています。新竹に吹く風は10月から翌年1月の間がいちばん強いので、この時間がビーフン作りには最もいいといわれています。
台湾でポピュラーな屋台料理の定番のビーフンですが、もともとは宴席などでお祝いの席で食べられる高級食材として扱われていました。というのは、招待したお客の席にいち早く出せる料理であったからです。冷たい風で乾燥させた新竹ビーフンは強い腰があり、とてもおいしい評判です。新竹ビーフンは特産品として、日本を始め、海外へも輸出されているほど有名なものです。
単語:
屋台(やたい)攤子、小吃攤
季節風(きせつふう) 冬は大陸から海洋に、夏は海洋から大陸に向かって吹く風のこと。東南アジアやインドに著しく,乾季(かんき)・雨季(うき)を生じるもとになる。
定番(ていばん) 流行に左右されない基本的な商品。基本款、固定。
腰がある(こし) 有彈性、嚼勁。
キーワード:屋台、屋台料理