海峡の群島
澎湖県は台湾海峡に浮かぶ離島県で、数多くの島からなる澎湖群島で構成されています。波の荒い台湾海峡は台湾にとって、大陸からの影響を食い止める防火壁の役割を果たしてきました。澎湖群島はその防火壁に設けられた扉のようなもので、華人といいオランダ人といい、いずれも澎湖を拠点とした上で台湾本島に進出してきたという歴史があります。戦後も澎湖群島は中華民国国防の要として重要視されています。
県域最南端に浮かぶ七美嶼の浜辺に、「双心石滬」という観光スポットがあります。「石滬」とは、石で築かれた魚捕りの仕掛けのことで、双心石滬はハート形が二つ重なった形をしています。かつて、99組のカップルが石滬の上に同時に並び立ち、相手と将来を誓い合うというロマンチックな催しが行われたことでも有名です。
u単語と文法項目
・要 かなめ 中樞,要點 話の要(談話的重點)。組織の要となる人物(組織內重要人物)。
今日のおさらい 防火壁 ぼうかへき 防火牆