來賓專訪 今泉江利子
■テーマ「早咲きの桜・お花見の文化」早開櫻花和賞花文化
■情報
◇台湾の寒緋桜(又は緋寒桜)は鮮やかなピンクの早咲きの品種である。
日本では沖縄や鹿児島で見られる。
◇日本の早咲きの桜として知られるのは河津桜である。静岡県賀茂郡河津町が発祥の地とされている。
◇毎年2月上旬から3月上旬まで楽しめる。河津桜まつりも開かれている。
◇河津桜は、大島桜と寒緋桜の自然交配と考えられている。
オオシマザクラ由来の大輪の花と、カンヒザクラ由来のソメイヨシノより濃いピンク、早咲きが大きな特徴である。
◆日本で早咲きとして知られる河津桜が、台湾の早咲きの桜、寒緋桜が交配している、桜にも台湾と日本が関係しているんだなと思うと地理的、気候的な近さを感じます。
◇備考:ソメイヨシノは、母をエドヒガン、父を日本固有種のオオシマザクラ。
■経験
お花見では、日本では、ご近所の人と桜の下で料理を持ち寄って食べたり、おしゃべりした思い出があります。
u台湾の人のお花見の仕方
・ヒカン桜・寒緋桜、元日桜とも言います。
・台湾では、花見って言いますと、なんといっても、どうも写真に集中するというイメージが浮かんできます。『花より団子』って、日本ではお酒やカラオケなどを楽しむ感じが強いです。
・私個人では、むしろ、人があまりいないところ、静かに花を眺めて、時には、花との対話をしますね。おかしいでしょうね、、、。
・また、桜のシーズンになると、学校帰りに、わざわざ学校近くの山道を通って、「滬尾櫻花道」の桜を眺めます。