故宮博物院のおもしろい話
本文:
故宮博物院で日本からの観光客が現地ガイドさんから必ずと言っていいほど聞かされる都市伝説があります。あくまでも都市伝説ですので、本当かどうかというのは脇に置いておきましょう。それはどんな話かというと、「故宮博物院は台北郊外の小高い山を背にした土地にあるが、実は故宮と総統府と空港はトンネルでつながっている。有事の際は総統府➡故宮➡空港と宝物を持って逃げられるんだ。」また、「核シェルターもあり、有事の際は総統は院内にある核シェルターに避難することになっている。なぜかというと、敵は天文学的数字の価値がある宝物にミサイルを打ってくることはない。だから、故宮がいちばん安全な場所なんだ。」という話です。台湾の歴史を考えるとあながち噓でもない気がするような話を聞かされて、日本人はつい「うーん、なるほど。」と うなずいてしまうのです。
単語:
ミサイル 飛彈
トンネル 隧道
シェルター 避風港;避難所 核(かく)シェルター 防核彈避難所;防空壕
宝物(ほうもつ) たからもの 寶物
あながち(副詞)➧(後接否定,表示未必~。かならずしも;いちがいに)
あながち(に)噓とは言い切れない。未必是虛構的。
キーワードー:核シェルター