一滴水紀念館(いってきすいきねんかん)
本文:
淡水に日本の大正時代の古民家を移築した「一滴水紀念館」があります。一滴水という名前は日本の作家・水上勉(みずかみつとむ)さんの信条「一滴の水の精神」から名前がつけられました。これは「一滴の水も無駄にしてはならぬ」という精神です。古民家は水上勉の父である水上覚治(かくじ)さんが大正4年に福井県に建てた日本家屋で、台湾の921大地震で交流を深めた日本と台湾の5000人以上のボランティアの助けを得て淡水に移築されました。解体から移築までなんと5年の歳月がかかりました。この記念館は日本式家屋の参観だけでなく、水上勉と陳舜臣さんの本も閲覧できます。館外には「蛙」の像が置いてあります。それは水上勉の作品『ブンナよ、木からおりてこい』の主人公です。台湾と日本の思いの詰まったこの日本家屋は多くの人に台湾と日本の友情を伝えています。
単語:
思い(おもい) 感覺;感情;思念..不快な思いをする。悲しい思いをする。
つまる、 堵住、塞住、不通、擠滿。鼻が詰まる。パイプが詰まる。思いがつまった。(充滿感情。)
してはならぬ してはいけない、してはならない。(不能、不可)
ブンナよ、木からおりてこい 水上勉(みずかみ つとむ)の小説の名前。
トノサマガエル 青蛙;黑斑蛙;俗稱田雞
キーワード: 一滴の水も無駄にしてはならぬ
參考:
トノサマがえるのブンナは、跳躍と木登りが得意で、大の冒険好き。高い椎の木のてっぺんに登ったばかりに、恐ろしい事件に会い、世の中の不思議を知った。
――作者水上勉が、すべての母親と子供たちに心をこめて贈る、感動の名作。