77 - 鳳梨酥
鳳梨酥(パイナップルケーキ)
台湾旅行のお土産といえば、多くの人がパイナップルケーキを思い浮かべるので はないでしょうか。中国語で「鳳梨酥(フォンリースー)」と呼ばれるこのお菓子は、 あらゆる場所で見かけることができます。では、なぜパイナップルケーキがこれほ どまでに台湾で広く親しまれているのでしょうか。
思い浮かべる、想到,浮上腦際
親しまれる、親しむの受身 親近,喜愛
その理由の一つは、パイナップルは 1920 年代から台湾全土で盛んに栽培され、温 暖な気候に恵まれた台湾では、パイナップルが最適な素材として必然的だったの でしょう。
パイナップルケーキの起源ははっきりしていませんが、1920 年代から 1930 年代に かけて、ハワイでパイナップル栽培に従事していた日本人が台湾に渡り、パイナッ プルを使った焼菓子のノウハウを伝えたという説があります。
パイナップルケーキが贈答用のお菓子として広く作られるようになったのは 1980 年 代頃からです。その背景には、パイナップルが台湾の人々にとって縁起の良い果 物とされているからです。台湾語のパイナップル「鳳梨(オンライ)」という音が、繁 盛を意味する「旺来(オンライ)」と似ていることから、縁起物として重宝されてきまし た。
縁起がいい えんぎ 吉祥之意
重宝ちょうほうする 重視,珍惜,喜愛
台湾には数多くのパイナップルケーキ専門店があり、それぞれが独自の味や特徴 を追求しています。元祖を名乗る店は多いですが、むしろ各店の個性的な味わい を楽しむのが台湾のパイナップルケーキの醍醐味と言えるでしょう。
元祖を名乗る がんそをなのる 自稱元祖老店。
醍醐味だいごみ 樂趣,饒富趣味。
さて、購入時に知っておいてもらいたいことがあるのですが、パイナップルケーキに は大きく分けて 2種類あります。餡にパイナップルだけを使用した「土鳳梨酥」と、パ イナップルに冬瓜などを混ぜた「鳳梨酥」です。
様々な店のパイナップルケーキを比べてみるのも楽しいかもしれません。